ライブラリについて
ライブラリのアセットとそのアセットに関する情報がどのように保管されるかを理解することは重要です。
ライブラリアセットの保管
クリップ、サウンド、トランジションなどのライブラリの各アセットは、使用しているコンピュータシステムのローカルストレージに収納されているファイルに対応しています。ライブラリにはそれらのファイルが収納されていません。また指定されない限りファイルを編集しません。代わりに、ファイルの名前、 場所、およびプロパティを追跡し、内部データベースに記録します。保管される情報には、ユーザーが特定の項目に注釈として付けたタグやランクも収納されています。
データベース
ライブラリのデータベースを構成するファイルは、Microsoft Windows の共有アクセス権ではなく、ユーザー別にフォル ダに分類されて保管されます。Pinnacle Studio が使用す るコンピュータで複数ユーザーが各自のログインで使用され る場合、ライブラリは、ユーザー別に作成されます。
不足しているメディア
ライブラリアセットの追加、削除、名前の変更などの操作 は、メディアファイル自体に影響を及ぼさないデータベース 操作です。ライブラリからアセットを削除すると、さらに実際のファイルも削除するかを確認するオプションの確認ダイアログを表示します。この確認ダイアログは、通常は非表示に設定されているため、有効に設定する必要があります。
同様に、Windows Explorer または Pinnacle Studio 以外のアプリケーション でアセットファイルを削除または移動しても、 そのファイルに関するデータベースの記録は残ります。実際にはライブラリがファイルにアクセスできないため、ファイル一覧にエラーグラフィックが追加されます。ファイルは存在するが、別のフォルダまたはデバイスに移動 された場合は、ライブラリで簡単に再リンクできます。項目をダブルクリックすると、標準の[ファイルを開く]ダイアログがポップアップ表示され、そこでファイルの新しい保管場所を指定します。
また、ライブラリに不足しているメディアがあるかどうかを確認するには、ナビゲーターの特別サブセクション[すべてのメディア]>[不足しているメディア]の順に指定します。
ライブラリメディア
[ライブラリメディア]カテゴリは、ウォッチフォルダを有効にしている場合、または Pinnacle Studio の現行バージョンが以前のライブラリを検出した場合のみ表示されます(
ウォッチフォルダ参照)。大抵の場合、[ライブラリメディア]ブランチではなく、プロジェクトボックスが使用できます。
すべてのメディアには、システムの標準メディアファイルが写真、ビデオ、オーディオという名前のサブセクションに含まれています。多くの標準ファイルタイプがサポートされています。以下に 4 つ目のサブセクション不足しているメディアの目的について説明します。
[ロケーション]タブ
ビデオプロジェクトの編集では、自分の判断でさまざまなメ ディアやその他のアセットを組み合わせて使います。作業を進めると、プロジェクトに関連するライブラリでさまざまな部品を頻繁に表示することがあります。また、作業する材料によって表示方法やフィルタリングのオプションも変更することでしょう。
タブの列を使って簡単に複数のウェブサイトを表示するウェ ブブラウザと同様に、ライブラリでも作業しながら複数のロケ ーションタブを作成・構成することができます。タブを使うと、 作業しているアセットの各箇所に直接アクセスできます。
ディスクプロジェクトの異なる部分で必要なメディアにアクセスする 3 つのタブ。マウスポインタは、新しいタブを作る 場所を指している。タブを閉じるには、タブキャプションの 右側にある [x] をクリックします。
表示しているタブのロケーションを設定するには、アセットツリーの名前をクリックします。タブを表示しているときに表示 およびフィルタリングのオプションを変更しても、アクセスが終 わるまで保留されます。