マスクの追跡にオブジェクト検出機能を使用する
オブジェクト検出機能を使えば、ビデオクリップの中の動くオブジェクトにマスクを適用することができます。オブジェクト検出機能は、人工知能(AI)を使って一般的な物体を認識し、ビデオクリップの最初から最後までオブジェクトを自動的に追跡します。オブジェクトが検出されると、フレームごとにマスクが自動的に調整されます。オブジェクトが見えにくくなっているためにトラッキングが消えている場合には、微調整する必要があります。オブジェクトが認識されていない場合は、フレームごとにシェイプマスクを編集してください。詳細は、
フレームごとにシェイプマスクを編集するには を参照してください。
マスクの追跡に顔検出機能を使用するには
1 タイムラインで、マスクを適用したいクリップを選択し、[マスク]をクリックして [マスク]パネルを表示します。[クリップマスクを作成]をクリックしてマスクを直接クリップに追加します。
2 [マスク]パネルで、[シェイプを作成]ボタンをクリックします。
3 [プレーヤー] パネルの[マスク]プレビューで、
[ブラシ]ツール
をクリックします。
デフォルトでは、[スマートエッジ]チェックボックスにチェックが入っており、オブジェクトのエッジが自動検出されます。
注意: [ブラシ] フライアウトにあるどのツールでも、オブジェクトを選択できます。また、エッジを検出する必要がない場合は、[スマートエッジ]のチェックボックスのチェックを外すこともできます。
4 オブジェクトを選択したら、プレビューの上部に表示される
[完了]ボタン
をクリックします。
5 [形状]では、オブジェクトが認識されている場合、
[トラック]ボタン
をクリックできます(オブジェクトが認識されていなければ、このボタンは利用できません)。
クリップやコンピューターシステムの大きさや複雑さによっては、この処理に数分掛かることがあります。
6 追跡されたマスクを確認し、調整が必要かどうかを調べます。手動で調整する前に、[トラック]ボタンの下にある[感度]設定を変更しましょう。その後、再び[トラック]ボタンをクリックすると、トラッキングの結果が再生成されます。感度値が低いと、マスクが適用されるエリアが増え、高いとマスクが適用されるエリアが減ります。
7 [マスク]パネルで、[機能]タブをクリックし、 [マスクのプロパティ]を選択します。